宇垣美里「もはや“癖”に近い」 溢れるコスメへの愛と知識欲

特集・レポート
2020年11月18日 12:00

■「体力的にきつかった」ハードな局アナ時代


――社会人になりたての頃と今のご自身を比べて、メイクの幅が広がったり、変わったりしましたか?

 社会人1年目の頃は、それこそ「アナウンサーらしくしなきゃ」という気持ちがすごくあって、服装やメイクについて「どうすればいいんですか?」とずっと聞いていました。でも、先輩たちが「好きにすればいいんだよ」と言ってくださって。確かに、TBSの先輩たちは皆さん、オシャレで自分のしたい格好をしていたんです。

 「もっと自由に考えていいんだ!」と思って、私も着たい洋服を着たり、好きなメイクをしたりするようになりました。そこから、メイクに対する考え方や幅もどんどん広がっていきました。

――局アナ時代、「これは大変だった」と今でも思うことはありますか?

 大変だったのは、やっぱりスケジュールです。朝2時頃に起きて、朝の番組に出演しながら夕方の仕事もこなさなくてはいけなくて…。番組と番組の間に、急に「取材に行ってきて」と言われることもありましたし、スケジュールは毎日バラバラ。もちろん楽しかったんですけど、毎日のスケジュールが見えない状態で生活するというのは、体力的にはきつかったなと思います。


――多忙を極める中、悩んだときは、どなたに相談していましたか?

 アナウンサーの先輩に相談することが多かったですね。アナウンサー同士、同じ悩みを抱えていることも多かったですし、皆さん、本当にやさしかったので。私がいた頃は「班」というのがあって、私は「小林班」に入っていたんですが、すごく仲が良くて! 皆で季節ごとに飲みに行ったりしていて、それがすごく支えでした。

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